「人生を変えた着物」着物カレンダー4月6日

Lafしなブログ

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20年前のお気に入りの着物、久しぶりに袖を通してみました。

 

この着物を購入した時、
呉服屋さんも、私に着付けを教えてくださった方も購入に反対でした。
反対というか、「あまりおススメではない」という表現ですね。

 

理由は”似あわない”から。
着物は洋服と違い、反物で合わせてみるだけなので
着た時の雰囲気が分かりにくいです。

 

また、お化粧や髪形で変わるので、反物が良くても実際はイマイチ
着物だけ目立って本人がくすんでしまう
逆に、派手な顔立ちで浮いてしまう
など高価なのに選ぶのが難しいことが多いです。

高価だから失敗したくない、無難なものを選ぶことが多いのも事実です。

 

この着物は会社員になって、自分のお給料で買った2枚目でした。
1枚目は無難なもので、周りの方に薦められたもの。
正直とても気に入ったモノではありませんでしたが、それも言えずに購入しました。

 

この反物は一目惚れでした。

 

周囲の反対もわかっていました。
それは、私の雰囲気がパッとしないので、着物に負けてしまうという心配。
気を使ってくださるのがわかりました。

 

でも、どうしてもこれが欲しかったのです。
自分の好きなモノを購入したかったのです。

 

仕立て上がって初めて袖を通し、呉服屋さんや知人にお披露目した時は
「あら、似合うじゃない!」と(笑)

 

単なる着物ですが、
この着物は私に自信をくれました。

 

・好き!という直感を信じて良い
・派手なものも似合う(笑)
・自分のことは自分で決めて良い

 

私の『人生を変えた着物』と言っても過言ではないなと。

 

 

外見だけ変えても中身は変わらないと思う方もいるでしょう。

 

でも、
外見を変えることが心に影響を与えるのも事実だと思っています。

 

チャレンジしてみて、
「似合わない」「しっくりこない」「何か違う」
という違和感を得たとしても、それは自分を知るチャンスです。

 

外側の変化も意識してみましょう。

 

 

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20年前は白い帯を好んでいましたが、
今は渋めの帯を合わせてみました。

 

『20年後も、この着物が似合うファンタスティックなシニアでいたい!』
と思えるこの着物がやっぱり大好きです(*^^)v

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