「今の自分はどう思っている?」インタビューしていただきました!

Lafしなブログ

昨年、2年続いた朝活でつながりができた
ライターの紗矢香sayakaさんにインタビューしていただきました。

いつもは私が聞き手になることが多いので
聞いてもらうことで
『今何を想っているのか?』
を知りたかったんです。

対談形式でまとめていただきましたので
読んでいただけると嬉しいです。
そして、最後の

「インタビューを終えて」
がすごく気に入っているので、
ぜひ最後まで読んでみてください!

※〔紗〕は紗矢香さん
 〔静〕は私です。

===ここから===

傷んでいても、美味しい。”まるごと”を味わい尽くす

紗:本日はインタビューよろしくお願いします。
お話できるのをうれしく思います!
まずはしずえさんの活動についてお聞きしたいです。

果樹園、コンサルタント、ニュースレター作成代行、
Lafしなやか塾の運営、セミナー講師など同時並行で
様々な活動をされていますが、
すべての活動に共通しているものはありますか?

静:よろしくお願いします!そうですね、
共通のキーワードは「日常」です。

普通の日常生活で充分に良いものがあって、
自然なままのものを大事にしたいと思っています。
たとえば果樹園だったら、
虫に食われて少し傷んでいる果物でもそのまま安値で販売しています。

お客様は
「傷んだ部分を取り除いて、ジャムやお料理に使うから大丈夫。」
と言って買ってくださるんです。
実は、そういう傷んでいるものが甘くて美味しかったりするんですよ。
無駄なく、自然なものをうまく取り入れてくださるのがうれしいです。

コンサルをしていても、あるものに目を向ける、
すでにあるものを無駄にしない考えでやっています。
日常の自分からあまりにもかけ離れたものではなく、
ふんわり自分のちょっと先にあるものを目指すというか。

見栄えが良い感じでキャッチコピーをつけてサービスが売れたとしても、
そこに自分がないと後から苦しくなってしまうので。

紗:ないものを取ってきても・・・みたいな?
あるもので勝負するって感じですかね?

静:「それじゃダメなの?それいいじゃん!」という
「もったいない精神」があるんですよね。
私、ケチなんですよ(笑)。

果物だって、ちょっと傷んでいても昔は大事に食べていたはずなのに
今はキレイなものしかお店に並んでいない。
「傷んでいるものはダメ」となっていくのは残念なので、
すべて売りたいんですよね。
求めている人に食べていただいて、お金とモノの良い循環を回したいです。

紗:お話を聞いて、お店に並んでいるものは「キレイなもの」が
当たり前だと思っている自分にハッとしました。
自然を扱う果樹園のことだけでも、興味深いお話がたくさん聞けそうですね。

静:そうそう。果樹園など、農業から学ぶことは多いですよ。
今日は午前中にお友達と味噌づくり用の大豆を選り分ける作業をしていました。
作業を一緒にやっていたお友達が
「自分の作業効率が悪い。全然はかどらない。」
と言っていたんです。

でも農業とはそういうもの。
はかどらない、効率が悪いことをやり続けるものなんです。
大変だけど、おもしろい。
自然相手なので怒ってもしょうがないですし。
家があって暮らしていける前提ですが、
「何かあってもやるしかない」とあきらめるのも早いです。

紗:深いですね・・・。
「農業は効率が悪い」とのことですが、
コンサルのお仕事は「いかにして売り上げを伸ばすか?」と
成果や効率を求められるイメージがあります。
私の中で農業とコンサルは真逆に思えたのですが、
両立されているしずえさんにとってはいかがでしょうか?

静:「効率を考える」という意味では農業もコンサルも一緒です。
手間がかかる農業も、
本当にやらなくていいことはやらないんです。
やることがどんどん増えてしまうから、やらないことを決める。
冬は種を蒔かないとかね。蒔いても芽が出ない時期だから。
ビジネスも一緒で、
絶対無理だとわかっている時期には”種を蒔かない”と決めています。

紗:季節に合わせた農業のやり方と、
ビジネスの育て方は通ずるものがあるのですね。

静:ビジネスは1年中できるような気がしますが、
自分のバイオリズム、世の中の流れを読んで
良い時期にやった方がいいですよね。

「春だから種を蒔ける」と思うように
「今が頑張りどきだよ」というタイミングに乗れたら、
その人の良さが活きてくると思っています。
先ほども話しましたが、コンサルで意識しているのは、
新しいものを取り入れるよりその人が本来持っているものを活かすこと。
そんな急に「新しい自分」にはなれませんからね(笑)。

冒険は楽しむもの。
「どう思われるか?」ではなく「どう思うか?」

紗:運営されているコミュニティ「Lafしなやか塾」のLafは
「Life is Adventure & Fantasutic〜人生は冒険だ、人生は素晴らしい〜」
の意味が込められていますが、
しずえさんはどういうものが冒険になると思われますか?

静:私の場合、「起業してすごいね。」
と言っていただくことがあるのですが、
起業自体は冒険だとは思っていなくて。
まだ人生で冒険と言えるものはしていないので、これから冒険したいです。

だから、コミュニティ名に含まれている「冒険」は
「私もこれから冒険したいので、
同じように冒険したい方は一緒にしませんか?」
という意味合いを込めています。
冒険の大きさや基準は人によって異なりますが
「あなたにとっての冒険を一緒にどうでしょうか?」と。

そして、冒険は大変なことでも頑張るものでもなく、
”ファンタスティック”なものであればいいなと思います。

私は最近、やっと「これだ!」と思える
冒険とファンタスティックを見つけました。
それは
「2023年にはポニーを飼って、ポニーに乗って、ポニーと暮らす。」
です。これを考えているだけでワクワクしてきます!

紗:素敵です!どうせ冒険するなら楽しみたいですよね。
ちなみに、ファンタスティックの意味は
「素晴らしい」「素敵」といった意味以外にも「風変わりな」「気まぐれ」
という意味も込めてコミュニティ名にしておられるのですね。

静:そうです。
私自身は昔から人からどう思われるかを気にしないところがあります。
変だと人から言われたとしても「だから何?」としか思わない。
そういうところが風変わりなのかもしれません。

かといって、奇抜なことをやっている気もないのですが、
何かをやる時に周りを基準にしていません。
「自分が楽しいのか?」
その感覚が一番の基準になっています。

思いったら即行動。
人に相談することもしませんでした。
悩まず、迷わず直感で動く。
やっておけばよかったと思う前にやっているので、
後悔したことは今までで一度もありません。

フラットであれば、
”そのまま”でも変化していると気づける。

紗:迷わない、悩まないとのことですが
コンサルを受講されているクライアントさんが
ビジネスについて悩まれているとき、
しずえさんはどんな風にアドバイスされるのでしょうか?

静:ちょっとドライに聞こえるかもしれませんが
「これをここまでやれば、これだけ進める。
でもやらなかったらここまでだけど、どうしますか?」
とクライアントさんに聞きます。

私の弱点は共感能力がないところ。
「そうだよね、悩むよね。」と寄り添うことができなくて(笑)。
行動するか、しないかのどちらかしかないことをお伝えしています。

紗:なるほど。考えてみると、共感してもらえるのは嬉しいですが
共感だけでは救われないこともあるような気がします・・・。

静:私、チャイルドラインという子どものお悩み相談を受ける
ボランティアをしているんですけど、
そこでもスタンスは同じかもしれません。共感しないところが。

もちろん、話を聞いて最初は寄り添いますが、
子どもと同じ目線で話をします。
自分がおとなだからと言って、おとなとして話を聞かない。
そうするとぽろっと本音が聞けたりするんです。

一緒にボランティアをしている人からは
「くるみさんと話をしている子は、みんな最後には笑う。」
と言われました。
フラットな関係で話を聞いていると、
お友達のように話をしてくれるようになるんですよね。

紗:フラットに客観的な視点で話を聞いてもらえると、
ちょっと冷静になって悩みを見れるのかもしれないですね。
しずえさんとお話をしていると、
変わるきっかけをもらえそうな気がします!

静:私がコンサルで喜びを感じるのは、
クライアントさんがカニの脱皮のように
変化される過程をサポートできることです。

サナギから蝶への変化はまったく別物になる感じですが、
カニの脱皮は、姿カタチが変わりませんよね。
中身が詰まって大きくなる変化でしょう?

その人の良さが
そのままオモテに出て大きくなればいいなと思っています。

ただ、これにも一つ影の部分があって。
サナギから蝶への変化は目に見えてわかりますが、
脱皮して大きくなってもカタチが変わらないと、
変化に気づけない場合もあるんです。

だからこそ
「そのままでいいじゃん!そのままでも変われている!」
とクライアントさんに思ってもらえるよう、サポートしたいですね。

紗:早いもので、インタビューも終わりの時間が近づいてきました。
あっという間の楽しい時間でした!
最後の質問です。
今後の抱負について聞かせてください。

静:私は「○○のプロ」と言えるような専門性は持ち合わせていません。
ですが、それを逆手にとって何かに特化せず、
その人のまるごとをみて良さが引き立てる活動ができればと思います。

果物と人を一緒にしてはいけないですが
「傷んだ果物でも美味しいから、丸ごと食べる」
みたいに、
「欠点や失敗も全部含めて、自分を好きになってもらいたい。
”素材を活かす”」
そんな感じですね。

************

インタビューを終えて

まぁ、いいか。

しずえさんと話をしているとそんな気持ちになった。
それはあきらめとか、なげやりになるとか、
そういうネガティブなものではない。
心の中に生まれていたのは
「これでいいだ、わたしでいいんだ。」
という静かな納得感だった。

より良く生きたい、
もっと成長したいと前向きな気持ちを持つことは行動の原動力になるし、
未来を明るく照らしてくれるものだと思う。
だけど、知らず知らず心と身体が緊張感にさらされてしまうことも
あるかもしれない。
肩に力が入っている自分に気がついた。

今の私を見つめてみる。
マイナスな感情、
さえないなぁと思う日常の一コマ、
漠然とした将来への不安。
すべてを受けとめ、ただただ見つめる。
何も決めつけず、評価もせず
「そんなこともあるよね」と。

そうすると、責めすぎない意気込みすぎない、
「ほどよいわたし」に戻ってこられる気がした。
そして、思い浮かんだのは
「傷も隠さない。」
と潔く言ったしずえさんの笑顔だった。

傷んだ果物についての話だったけれど、
何かを乗り越えたからこそ出てくる、
力強さと覚悟を含んだ言葉のように思えた。
そして、ただ強さだけではない、
あっけらかんとさっぱりとした心意気も感じた。

これが「しなやかさ」というものなのかな。

心が騒ついたり傷ついたと思ったら、
またしずえさんのインタビュー記事を読んでみよう。

採れたての果実を丸ごとそのまま味わうように、
ちょっとひと休みして
「わたしのそのまま」を味わい尽くす。
そんな時間を愛してみよう。

===ここまで===

最後の紗矢香さんからの
「インタビューを終えて」は
私からリクエストして書いていただきました。

紗矢香さんのコトバが好きでお願いしたので。

私にはこの「インタビューを終えて」が
贈り物のように心に響いています。
何度読んでも嬉しい。

紗矢香さんありがとうございました!


紗矢香さんのnoteはこちらからごらんください。
https://note.com/sayaka_polaris

あなたもインタビューを受けてみませんか?

自分では見えない違う角度から見せてもらえます!
オススメですよ(*^^*)

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